名詞は冠詞と無冠詞と複数形の組み合わせで5パターン作れて意味が異なります。

英文法

同じ単語でも意味が変わる?

冠詞と複数形で生まれる5つのパターン

今回は、同じ名詞でも「冠詞」と「複数形」の組み合わせで5つのパターンが作れ、 それぞれニュアンスが異なるという点を解説します。

例として cat を使って見てみましょう。

意味
a catたくさんいる猫の中の 1匹
the catあなたも私も認識している その猫
cats猫というもの全般
the catsあなたも私も認識している その猫たち
catその名詞が表す 目的・用途(例:食材)

それぞれの考え方(ロジック)

  • a / an
    → たくさん同じものがある中の 一つ
  • the
    that(それ) に近い感覚
    話し手と聞き手が 共通認識しているもの
  • 無冠詞・複数形
    → そのものズバリ(一般論)
  • the + 複数形
    these(それら) 的な感覚
  • 無冠詞・単数形
    → その名詞に対する 目的・役割

例文で確認してみましょう

A cat separated from the cats, and the cat caught and ate a fish.
No one would ever think of capturing and eating cat, as cats are adorable creatures that embody the essence of cuteness.

一匹の猫が、あの猫たちから離れて
その猫が魚を捕まえて食べました。

誰も猫を捕まえて食べようとはしません。
なぜなら 猫というものは、かわいいの権化だからです。

  • a cat:初登場の「どこかの1匹」
  • the cats / the cat:話の中で認識済みの存在
  • cat(無冠詞):食材という「目的」を表す(※実際には食べませんが、文法上の話です)
  • cats:猫という存在全体

もう少し解説

A cat was chasing a mouse, but the mouse bit the cat.

猫がネズミを追いかけていました。
しかし、そのネズミが その猫を噛んだのです。

教科書的には
「1回目は a、2回目は the
と説明されますが、理由はシンプルです。

👉 2回目以降は、話し手も聞き手も認識している

つまり

  • the cat = that cat
  • the mouse = that mouse

ということなのです。


では、次の3つはどう違うでしょう?

  • Go to a church.
  • Go to the church.
  • Go to church.

答えはこちら👇

  • Go to a church.
    → 数ある教会の中の どこか一つへ行く
  • Go to the church.
    あの教会へ行く(共通認識あり)
  • Go to church.
    祈りに行く
    (無冠詞=その名詞に対する目的)

猫の話では分かりにくい無冠詞を桃で説明、食べ物だと違和感が無くなります。

A peach fell from the tree near the peaches, and the peach was so ripe that everyone wanted to eat peach, because peaches are delicious summer fruit.


日本語訳(ロジック重視・自然訳)

たくさん実っているあの桃たちのそばの木から、
一つの桃が落ちました。
そして
その桃はとても熟していたので、
みんなが
桃を食べたい**と思いました。
なぜなら、桃というものは夏の美味しい果物だからです。


英語と日本語の対応ポイント

英語日本語での捉え方
a peachどれか分からない「一つの桃」
the peaches話し手と聞き手が知っている「あの桃たち」
the peachすでに話題に出た「その桃」
peach(無冠詞)食べ物としての「桃」
peaches桃という果物全般

不可算名詞の場合は容器や形を形成(切ったりひと塊にしたり)すると同じように使えます。

No.レイヤー意味
water概念水という物質・性質・役割(まだ切らない)
a bottle of water個体化数ある水の中のボトル1本分
the bottle of water特定あなたも私も認識しているその1本
water一般論水というもの全般(概念レベルの一般論)
the bottles of water共有集合話題になっているそれらの水(ボトル群)

詳しくは可算名詞と不可算名詞で説明します。

まとめ

  • 冠詞は「飾り」ではなく 意味を決める装置
  • a / the / 複数形 / 無冠詞で 視点と目的が変わる
  • 英文法は暗記より 認識の共有がカギ
  • 無冠詞だと流れ・概念のままでと扱いにくい
  • 冠詞は「仕切る」ことで、量・範囲・対象を“扱いやすいサイズ”にしている

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