英語の短縮形の ‘sは注意が必要 

英語の短縮形で ‘s を使用する動詞は。以下の2つの可能性があります。

1. is (be動詞) の短縮形
2. has (have動詞) の短縮形

したがって、同じ短縮形になるものは、主語が同じで、かつその後に続く動詞が ‘is’ または ‘has’ のいずれかである場合に生じます。

以下に具体的な例とまとめを示します。

同じ短縮形になるもの (主語 + ‘s の場合)

主に人称代名詞の後ろに ‘s が付く場合に、’is’ または ‘has’ のどちらを指すのか文脈で判断する必要があります。

例と文脈による判断

• He’s
  
  • “He’s a doctor.” (彼は医者です。→ He is a doctor.)
  • “He’s finished his homework.” (彼は宿題を終えました。→ He has finished his homework.)
• She’s
  
  • “She’s beautiful.” (彼女は美しい。→ She is beautiful.)
  • “She’s been to Paris many times.” (彼女は何度もパリに行ったことがある。→ She has been to Paris many times.)
• It’s
  
  • “It’s cold today.” (今日は寒い。→ It is cold today.)
  • “It’s been a long time.” (久しぶりだ。→ It has been a long time.)
• What’s
  
  • “What’s your name?” (あなたの名前は何ですか？→ What is your name?)
  • “What’s happened?” (何が起こったの？→ What has happened?)
• Who’s
  
  • “Who’s that?” (あれは誰？→ Who is that?)
  • “Who’s seen my keys?” (誰が私の鍵を見た？→ Who has seen my keys?)
• That’s
  
  • “That’s a good idea.” (それは良い考えだ。→ That is a good idea.)
  • “That’s been helpful.” (それは役に立った。→ That has been helpful.)
• There’s
  
  • “There’s a cat on the roof.” (屋根の上に猫がいる。→ There is a cat on the roof.)
  • “There’s been a lot of rain.” (たくさんの雨が降った。→ There has been a lot of rain.)

まとめ

英語の短縮形で ‘he is’ と ‘he has’ のように同じ形になるのは、主語の後に ‘s が付く場合です。文脈によって ‘s’ が ‘is’ (be動詞) を指すのか ‘has’ (have動詞) を指すのかを判断する必要があります。特に、動詞の過去分詞が後に続く場合は ‘has’ の短縮形である可能性が高いです。

短縮形まとめ表

英語の短縮形は、主にbe動詞や助動詞を主語と結合させた形、または否定形として使われます。会話や非公式な文章で頻繁に登場し、英語をより自然に話したり書いたりするために不可欠です。

注意点:

• これらの短縮形は、主に口語やカジュアルな文章で使われます。ビジネスレターや学術論文のようなフォーマルな場面では、元の形を使うのが一般的です。
• 文脈によって同じ短縮形でも意味が異なる場合があります。例えば、「He’s」は「He is」と「He has」の両方を意味することがあります。

これらの短縮形を使いこなすことで、より自然な英語表現ができるようになりますよ。