Beingの出現場所
- 進行形
- 受動態の進行形
- 動名詞
- 前置詞の後(目的語)
- 完了形の受動態の進行形
- 分詞構文でbe動詞を使いたい時
- 存在を表す
使い所はいくつかありますが根幹は同じで主語の状態を表しています。
1 進行形 (Continuous Tense):
* 動作や状態が継続していることを表します。
* 「~している」という意味になります。
* be動詞の現在形 (am, is, are) + being + (動詞のing形) の形で使われます。
* 例:
* I am being careful. (私は注意しているところです。)
* The children are being noisy. (子供たちは騒いでいるところです。)
* What are you being? (あなたは何をしているの? – 普段と違う行動や態度を指すことが多い)
2 受動態の進行形 (Passive Continuous Tense):
* 動作が継続的に行われている受け身の状態を表します。
* 「~されているところだ」という意味になります。
* be動詞の現在形 (am, is, are) + being + 過去分詞 の形で使われます。
* 例:
* The house is being painted. (その家はペンキで塗られているところです。)
* The problem is being discussed. (その問題は議論されているところです。)
* I am being watched. (私は見られているところです。)
* She noticed a child being scolded by his mother.
彼女は子供が母親に叱られているのに気づいた。
* 名詞句の一部 (Gerund Phrase):
3 動名詞(動詞のing形)の一部として使われ、名詞句を形成します。
* 「~すること」という意味合いを持ちます。
* 例:
* Being late for appointments is considered rude. (約束に遅れることは失礼だと考えられている。)
* He enjoys being alone. (彼は一人でいることを楽しむ。)
* The difficulty lies in being understood. (難しさは理解されることにある。)
4 前置詞の後:
* 前置詞のあとは必ず動名詞なので前置詞の目的語として動名詞が使われる場合、be動詞も being の形になります。
* 例:
* He was punished for being disobedient. (彼は不従順だったことで罰せられた。)
* She thanked him for being so helpful. (彼女は彼がとても親切だったことに感謝した。)
* They talked about being on vacation. (彼らは休暇中であることについて話した。)
5 完了形の受動態の進行形
Haveは所有を表しますのでbeen beingと組み合わせでされ続けている状態を持っているとなります。
* The road has been being repaired for the past month.
(その道路は過去1ヶ月間修理され続けている。)
* 「has been」:完了形(過去から現在までの継続)
* 「being repaired」:受動態の進行形(修理されているという状態が継続)
* The suspect has been being questioned by the police for hours.
(容疑者は何時間も警察によって尋問され続けている。)
* 「has been」:完了形
* 「being questioned」:受動態の進行形(尋問されているという動作が継続)
* I have been being watched.
(私は見られ続けている。)
* 「have been」:完了形
* 「being watched」:受動態の進行形(見られているという状態が継続)
通常の受動態の進行形との違い:
通常の受動態の進行形(present continuous passive: is/are/am being + 過去分詞)は、現在進行中の受け身の動作 を表します。
* The house is being painted now. (その家は今塗られているところです。)
一方、完了形の受動態の進行形は、過去から現在まで継続している受け身の動作 を強調します。
* The house has been being painted for a week. (その家は1週間ずっと塗られ続けている。)
完了形の受動態の進行形における「being」は、助動詞「been」と過去分詞を結びつけ、過去から現在まで継続している受け身の状態や動作 を表現するために不可欠な要素です。「being」があることで、単なる完了した受け身の動作ではなく、その状態や動作が続いているというニュアンスが加わります。
* 形容詞句の一部 (Participial Phrase):
6 分詞構文や形容詞句の中で、状態や状況を説明するために使われます。
* 例:
* Being tired, I went to bed early. (疲れていたので、私は早く寝た。)
* The man being interviewed is a famous scientist. (インタビューを受けている男性は有名な科学者だ。)
注意点:
* be動詞の現在分詞 “being” は、単独で動詞として文の核になることはありません。必ず他のbe動詞や助動詞と組み合わせて使われます。
* 状態動詞(like, know, understandなど)は、基本的に進行形にはなりません。したがって、”being liking” や “being knowing” のような形は通常使いません。
7. 哲学的な意味合い
* 存在、本質
* 例:human being(人間)
* この用法では、存在そのものや、存在の本質を表します。
* Given that they are living beings, we must treat animals with respect.
生きている存在であることを考えると、私たちは動物を尊重して扱わなければならない。
* With the discovery of the new element, a whole new field of study has come into being.
その新しい元素の発見によって、全く新しい研究分野が生まれた。