1️⃣ May の本質
May は「障害や妨害がなく、どちらの選択も成り立つ」という話者の認識表明。
- する/しない
- 起こる/起こらない
その どちらもあり得る と話者が考えていることを示す。
2️⃣ 基本的な意味と例文
◆ 許可
You may go home now.
帰ってもよい(=帰らなくてもよい)
→ 話者は「帰ることを妨げる要因はない」と認識している。

◆ 禁止(may not)
You may not park here.
→ 話者は「駐車する許可は与えられていない」と認識している
※「選択の自由」ではなく 禁止

◆ 可能性・推量
He may not know the answer.
→ 知らない可能性があるが、知っている可能性も排除していない。

3️⃣ 許可を求める疑問文
May I ask a question?
返答の注意
- Yes, you may. / No, you may not.
→ 文法的には正しいが、やや高圧的 - 実際の会話では
- 許可:Yes, of course. / Sure.
- 断り:I’m afraid you can’t. / I’m sorry, you can’t.

4️⃣ May の人間関係的な注意
- 相手に may を使う=許可を与える立場
- 目上の人に使うと不自然になりやすい
- 自分に使う(May I ~)のは問題なし
- 相手の自分に対する許可を求める形になる
5️⃣ 助動詞とは何か(重要)
助動詞はすべて
👉 話者の認識表明
- 主語は「対象」
- 真の主役は 話者
- だから
- 助動詞の後は 必ず動詞の原形
- 三単現の s は付かない
6️⃣ 助動詞の過去形
- 過去にそう認識していた
- または
- 現在から切り離された認識
→ 仮定法に使われる
7️⃣ 主な助動詞の整理
| 助動詞 | 話者の認識 |
|---|---|
| will | 意思・推量 |
| can | 能力・状況的可能 |
| may | 妨害がなく選択可能 |
| must | 抗えない力・必然 |
| shall | 義務・責任 |
| have | 完了・義務(have to) |
| be | 状態・進行・受動・予定 |
| do | 強調・否定・疑問 |
8️⃣ May の形のバリエーション
① May + 動詞の原形
- 許可・可能性
It may rain later.
② May + be + -ing
- 進行中の可能性
He may be working.
③ May + have + 過去分詞
- 過去の可能性
She may have missed the bus.
④ May + be + 過去分詞
- 受動の可能性
The package may be delivered tomorrow.
9️⃣ その他の注意点
- May の後に名詞は直接置けない
- 祈願文
May peace prevail.
→ 神や人智を超えた存在に「妨害が無いこと」を願う
→ 倒置は強調表現


