英語の have は、
- 持つ
- have to
- 完了形
- 使役動詞
- 被害表現
など、意味が多すぎて混乱しやすい単語です。
しかし実は、have には1つの共通イメージがあります。
それは
have = 主語に関係する物や状態を持つ
です。
今回はこの考え方で、have のさまざまな使い方を整理してみましょう。
第1章 haveのコアイメージ

まず have を「持つ」とだけ覚えると苦しくなります。
例えば
I have a car.
これは
「車を持っている」
ですが、
大切なのは
車が自分と関係がある状態
ということです。
車が近くにあるだけでは have にはなりません。
契約していたり所有していたりして、
自分の領域に入っているから have なのです。
人もhaveできる
I have a brother.
これは
「兄弟がいる」
ですが、
考え方は同じです。
兄弟という存在が自分に関係している状態です。
状態もhaveできる
I have a headache.
頭痛も物ではありません。
しかし
「頭痛という状態を持っている」
ので have が使われます。
国を主語にしてhaveできる
Japan has two Disney resorts.
日本にディズニーリゾートが2つある。
これも
日本と関係する施設が存在している状態です。
第2章 have to



次はこちら。
I have to go.
学校では
「〜しなければならない」
と習います。
しかし have のイメージで見るともっと分かりやすくなります。
to doをhaveしている
to不定詞は
「これからすること」
を表します。
つまり
to go
は
「行くこと」
です。
すると
I have to go.
は
行くことを持っている
ということになります。
例えば
I have to go to the bank.
なら
「銀行へ行くこと」
が自分のto doリストに入っている状態です。
定番表現
All you have to do is fill in the blanks.
あなたが持っているto doは、
空欄を埋めることだけです。
つまり
「空欄を埋めさえすればいい」
という意味になります。
第3章 完了形



完了形も have です。
I have fixed my car.
私は車を修理した。
完了形の have は
過去の出来事よりも、
その結果が今どうなっているか
を表します。
過去
車を修理した
↓
今
車が修理された状態になっている
つまり
修理が終わった状態を今持っている
という感覚です。
already / just / yet
I have already had lunch.
もう昼食を食べた。
I have just finished my homework.
たった今宿題を終えた。
I haven’t had lunch yet.
まだ昼食を食べていない。
どれも
今持っている状態
に注目しています。
第4章 使役のhave

ここが今回の動画のメインです。
学校では
- have + 人 + 動詞の原形
- have + 物 + 過去分詞
だけを使役として習うことが多いです。
しかし実は、
考え方は全部同じです。
have + O + C
have は
O(目的語)がどういう状態か
を持っています。
原形
I had him fix my computer.
彼にパソコンを修理してもらった。
him = fix
彼が修理する
という状態を持っています。

doing
She has me waiting.
彼女のせいで待たされている。
me = waiting
私が待っている
という状態です。

形容詞
You have your shirt on backwards.
シャツが後ろ前だよ。
your shirt = on backwards
シャツが後ろ前の状態です。

過去分詞
I had my car fixed.
車を修理してもらった。
my car = fixed
車が修理された状態です。

実は全部同じ
| Cの形 | 意味 |
|---|---|
| 原形 | Oがする |
| doing | Oがしている |
| 形容詞 | Oがその状態 |
| 過去分詞 | Oがされた状態 |
つまり
Oがすること・されること、その状態をhaveしている
だけなのです。
なぜ原形だけ特別?
普通は
I got him to fix it.
のように
to不定詞を使います。

しかし
- have
- make
- let
などの使役動詞は
原形をそのまま置けます。

また
I saw him run.
のような
see などの知覚動詞も原形を取ることがあります。

被害のhave
同じ過去分詞でも、
被害を表すことがあります。
I had my wallet stolen.
財布を盗まれた。
my wallet = stolen
財布が盗まれた状態
です。
ずんだもん
「財布を盗んでもらった?」
めたん
「違うわよ。」
これは
良い結果ではなく
被害を受けた状態です。
しかし考え方は同じです。
盗まれた状態が自分に関係している
ので have が使われます。

第5章 その他のhave表現

have はさらに多くの表現で使われます。
I have a taxi waiting for me.
迎えのタクシーが待っている。
I have no idea.
全く分からない。
We had a good time.
楽しい時間を過ごした。
I have great faith in you.
あなたを信頼している。
どれも
自分に関係する物や状態を持っている
と考えることができます。



まとめ
have の意味はバラバラではありません。
have = 主語に関係する物や状態を持つ
- I have a car.
- I have a brother.
- I have a headache.
- I have to go.
- I have fixed my car.
- I had him fix my computer.
- I had my car fixed.
- I had my wallet stolen.

すべて
「主語に関係する物や状態を持つ」
という1つのイメージで説明できます。
have を個別に暗記するのではなく、
何を持っているのか?
を見るようになると、
英語の have が驚くほど整理されて見えるようになります。



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